タウンハウスでの猫の餌やりは、管理規約違反です? マンション管理士 香川事務所 便り

5月13日に東京 三鷹にある集合住宅での猫の餌やりについて、立川地裁での判決がありましたので、ご紹介します。

対象は、2階建の庭付きタウンハウス。5戸がつながる建物が2棟あり計10戸。
ここに、将棋で有名な加藤九段が住んでいて、彼が管理組合から訴えられた事件です。

*5月14日付けの毎日新聞の記事です。

 餌付けで集まった野良猫のふん尿などで被害を受けたとして、東京都三鷹市の住民17人と管理組合が同じ集合住宅に住む将棋の元名人、加藤一二三(ひふみ)九段(70)に餌付けの中止と慰謝料など645万円の賠償を求めた訴訟の判決が13日、東京地裁立川支部(市川正巳裁判長)であった。

 市川裁判長は、餌付けの差し止めと計204万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

 判決によると、加藤氏は2階建ての棟割り形式のタウンハウス前の通路や庭で集合住宅の管理規約に反して餌付けを始め、02年ごろには集まる野良猫が18匹に達した。他の住民は猫のふん尿による悪臭や自動車に傷がつくなどの被害を受けた。
再三の抗議にもかかわらず、加藤氏は餌付けを継続した。
市川裁判長は「餌付けは原告の人格権を侵害し違法」と指摘した。

 訴訟では、「他の居住者に迷惑を及ぼすおそれのある動物を飼育しない」と定めた管理規約に違反するかどうかなどが争点となった。
判決は「餌付けは飼育の域に達し、さまざまな被害を及ぼしており違反」と認定。
さらに加藤氏が費用を一部負担し不妊・去勢手術を施し4匹まで減らしたことを認めたものの、「被害はまだ続いている」とした。

 加藤氏は、「(野良猫に)一日でも長く生きてほしいとやってきたことが裏目に出た。理解に苦しむ判決だ。
(訴訟の対象外の)敷地外での餌付けは続ける」と話し、控訴する意向を示した。


ということで、この記事では、マンション管理士や管理業務主任者を目指す人々にとっては、判決の根拠となっている、区分所有法などの詳細までは不明ですので、問題点を整理しましょう。

1.タウンハウスという形態と区分所有法
  通常勉強しているマンションと違います。
  庭付きの2階建の長屋で、区分所有法での専有部分(同法第2条、そして、第10条)との関係
  区分所有法が適用される範囲を明確に理解して!

2.管理規約で定めた「ペット飼育禁止」の有効性と共同の利益と訴訟
  マンションでよく争いのあるペットの問題です。
  しかし、今回は、自分の部屋での飼育ではありませんよ。
  区分所有法第30条、第31条、そして、第6条と裁判ということで第57条も絡みます。
  管理規約はどこまで定めることができるのか?
  共同生活を乱す人に対しては、どのような措置がとれるのか?
  また、その限界は?
 
3.管理区域以外なら管理規約は及ばないのでは?
  記事では、「餌付けは原告の人格権を侵害し違法」となっていて、判決文の全体が書かれていませんから、明確でありませんね。
  「人格権」とは、区分所有法にありません。では、区分所有法の範囲でなければ、根拠はどうなっているのか?
  そして、正確な判決文を手に入れるには、マンション管理士・管理業務主任者としてどうするのか?

*ここまで、隣人たちを敵にまわしてしまったら、今後、加藤さんはどうする?
 共同生活が出来ませんよね。
 他の住民たちと加藤さんの間には深い亀裂が出来てしまい、もうその溝は埋まらないようです。
 こうなる前に、専門家である マンション管理士 香川事務所 に相談してくれたら、解決策も提案できた案件です。
 当事者間では問題はこじれるだけです。
 その前に、専門家の第三者に相談すれば、訴訟費用も倹約出来るのに!

 マンション管理士 香川事務所 でした。

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  • 将棋 元名人

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